Scene / Flow diagrams
Scene と Flow は、Fragment の中で「図」をテキストとして書くための簡単な記法です。 図形や矢印をコード風に書くと、Fragment が図としてレンダリングし、人も AI も同じ構造を読めるようになります。
Why write diagrams as text?
図は便利ですが、一般的なツールだと 「ドラッグ&ドロップ」「レイアウト調整」に時間がかかります。 Scene / Flow では、構造だけをテキストで書き、見た目の整形は Fragment に任せる設計にしています。
- ・バージョン管理しやすい(Git / 履歴)
- ・AI に「この図をたどって説明して」とお願いできる
- ・コピー&ペーストで別の Fragment に再利用できる
Scene — a moment or layout
Scene は「場面」や「レイアウト」を表す図です。 ボックスやテキスト、矢印の位置をざっくり書き、全体の関係性を掴むのに向いています。
Example: a simple Scene block
scene:
canvas:
width: 720
height: 260
shapes:
- type: rect
id: fragment
x: 80
y: 96
w: 160
h: 64
label: "Fragment"
- type: rect
id: prism
x: 320
y: 96
w: 180
h: 64
label: "Prism (YAML)"
- type: arrow
from: fragment
to: prism
label: "settings"実際の描画は Fragment 側が行います。 ここでは「どんなオブジェクトがどう繋がっているか」だけを書きます。
Flow — a process or logic
Flow は「流れ」や「手順」を表す図です。ノードと矢印だけに絞り、 「何から何へ進むのか」をシンプルに書きます。
Example: a simple Flow block
flow:
layout: tb # top-bottom
nodes:
- id: idea
label: "Write Fragment"
- id: config
label: "Add small YAML"
- id: reflect
label: "Review with AI"
edges:
- from: idea
to: config
- from: config
to: reflectFlow は、Scene よりも「順番」や「ロジック」にフォーカスした表現です。
Using Scene / Flow in Markdown
Studio では、通常の Markdown の中に scene や flow ブロックを書くだけで図になります。
# 例:Fragment 内での記述イメージ ここに本文のメモを書く… ```scene scene: # ... ``` さらに説明を書く… ```flow flow: # ... ```
コードブロック内のフォーマットが多少崩れていても、 できるかぎり解釈して図にします(ただし、YAML 形式に近いほど意図どおりになりやすいです)。
Not a design tool
Scene / Flow は「完璧な図」を作るツールではありません。 細かいデザインよりも、構造と関係性を素早く共有することを優先しています。
Shared with AI
図がテキストで書かれていることで、AI に対して 「この Flow を一歩ずつたどって説明して」「この Scene を別の案に書き換えて」といった 要望が出しやすくなります。
Try Scene / Flow in your own Fragment
テンプレートから始めるか、空の Fragment に 1 つだけ Scene / Flow ブロックを書いてみてください。 あとは少しずつ形を整えていけば十分です。